>「糖尿病は力士の職業病」…28歳力士のコロナ死、角界の悩ましい健康事情〈週刊朝日〉

5/20(水) 11:00配信

AERA dot.

 角界が大揺れだ。大相撲の三段目力士、勝武士(しょうぶし)=高田川部屋、本名・末武清孝さん=が5月13日に新型コロナウイルス感染で亡くなった。

【写真】3月にコロナに感染したこちらのハリウッドスターも糖尿病の持病があったという

 2007年春場所初土俵、最高位は東三段目11枚目だった。巡業などで相撲の禁じ手を面白おかしく演じて紹介する「初っ切り」で活躍。相撲ジャーナリストの荒井太郎氏はこう語る。

初っ切りは巡業では目玉の催し。体の大きい力士と小さい力士が組むことが多いのですが、165センチと小柄な勝武士はコミカルな動きがうまく、相撲ファンの間では知られた人気者でした。彼の相撲界への貢献は小さくなかったと思います。明るいのは土俵の上だけではなく、普段から周囲を盛り上げるムードメーカー的な存在でしたし、ショックは大きいです」

 28歳の若さで亡くなったことも衝撃を与えた。コロナは基礎疾患があると重症化しやすいとされ、勝武士も糖尿病だったという。

「糖尿病は力士の職業病とも言われています。若い力士は体を大きくしなければいけないので、どうしても無理やり食べて、という文化がある。その意味で、健康面のリスクは抱えていると思います」

 コロナをきっかけに、力士の健康管理意識が問われている。元大関雅山(現・二子山親方)は、過去に日経BPのインタビューで次のように語っている。

<糖尿病になる力士が圧倒的に多いですね。(中略)治療をしながら続けている力士もいます><どの部屋も栄養のバランスを考えて食事面には気を配っているのですが、若い衆の部屋を覗くと、枕元には清涼飲料水やジュースの大きなペットボトルと、スナック菓子などの袋がある><問題は、力士の病気に対する関心が低いことです。(中略)意識を変えていく必要がある>

 荒井氏は改革の必要性を説く。

「幕内の平均体重は増加の一途をたどっています。コロナ感染という事情を抜きにしても、体が重くなれば、ひざや足首への負担も大きくなります。たとえば白鵬のように体重をずっとキープしている力士もいます。やみくもに体重を増やせばいいという“体重信仰”は改めるべきだと思います」

 日本相撲協会は独自に健康保険組合を運営し、年2回の健康診断をしている。もっと踏み込んだ健康管理が求められるのではないか。巡業を支えた人気者の悲劇を無駄にしてはならない。(本誌・秦正理)

週刊朝日  2020年5月29日号

 

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