映画「峠」公開を延期

 長岡藩家老の河井継之助を描いた映画「峠 最後のサムライ」の製作委員会は2日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、9月25日に予定していた映画の公開を延期すると発表した。今後は感染状況などをみて、あらためて「本作にとって最良の公開時期を探る」という。
 
 映画は松竹や新潟日報社などでつくる製作委員会が司馬遼太郎さんの小説「峠」を原作として製作し、小泉堯史監督が演出した。多くのシーンのロケが新潟県内各地で行われ、藩の命運を背負って幕末の動乱期を駆け抜けた武士の姿をカメラが追った。河井を役所広司さん、妻おすがを松たか子さんが演じている。